症状がでたのは仕事が忙しい時期の直後であるが,精神科に受診したのが,大分たってからだという方や,自殺の場合,精神科でうつ病などに罹患しているとの診断を受けずになくなっている場合もあります。その場合,何時が発症日となるのでしょうか。

精神疾患の労災はICD-10に基づいて,発症しているか,及び何時発症したのかを判断します。 従って,気分の落ち込み,興味の喪失,疲労感,食欲の減退,集中力の低下,睡眠障害,自己評価の低下,希死念慮といったうつ病のエピソードがいつ現れるかということを証拠に基づいて,判断することになります。 発症時期については,その性質上,客観的証拠を集めるのが困難なものであるため,本人や周囲の方述などによって,発症時期を特定することが一般的です。 従って,精神科を受診したのが,仕事が忙しい時期より相当期間経過していたとしても,あなたの供述などに基づいて発症時期を特定する事は十分認められる可能性があります。 一方で,既に受診してしまっている場合に発症時期を後ろ倒ししてもらうのは,カルテなどの取り寄せを労基署は行うので困難です。