支給期間は特に定まっていません。

 

一般的に労災の休業補償給付が打ち切られるケースは2パターンあります。

 

一つは

病気や怪我が治って,普通に働けるときです。

 

もう一つは

後遺症は残っており,完全に治ってはいないが,これ以上治療を続けても回復は見込めないときです(法律上これ以上回復しない状態になることを「症状固定」といいます。)

症状固定の場合は,後遺症の重さに応じて,一時金や,年金が支給されることになりますが,うつ病では数十日程度の一時金が支払われるだけの可能性が高いです。

うつ病などの精神疾患は,多くの方は数ヶ月から1年ほどで働けるようになりますし,数年単位で治療を続けた方でもその後働ける状態まで回復することはありますので,症状固定は性質上考え難く,10年以上にわたって休業補償給付の支給を受けている方もおり,過労死弁護団(過労死問題を専門的に扱う唯一の法律家の団体)で報告されている限りでは,働けない状態であるのに打ち切られたケースはありません。

もっとも,現在の認定基準では,働けない状態でもリハビリテーション療法が終われば症状固定だとの記載も有り,治療期間も目安を一概に示すことは困難と断りつつも2年以内に9割は治癒(症状固定)しているとの報告もあると記載されています。

従って,現在のところは特に制限なく支給されていますが,今後の状況は予断を許さないといえます。